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フリーノベルゲーム感想第73回 狂気の定義

どうも紫苑です。
ここのところ短編、掌編作品が続きます。
少ない時間でできて、今丁度いいかなぁなんて。


ではでは、ノベルの感想へ。
フリーノベルゲーム感想第73回 狂気の定義_d0156983_12544372.jpg

今回は「東雲」さん(サイト様の名前がちょっと分からないので作者様)の「狂気の定義」です。
プレイ時間は10分ほど。
ストーリーはreadme内のゲーム内容からお借りしましょう。
ある日、人間が人間を食べているところに遭遇しました
普通じゃない状況
それでも取り乱さない私は――同じく普通じゃないのかもしれない


ダウンロードに関してはサイト様からは出来ないようだったので、ふりーむ!さんへのリンクも貼らせて頂きましょう。こちら


なかなか考えさせられるものがある作品でした。
題名の通り、「狂気の定義」とは一体何だろうな……、と。
一般的に狂気の定義とは「同じ行為を繰り返して、別の結果を期待する事」だそう。
でも、それは自分じゃない他人が決めた定義であって……。
作中で言われるとおり、そんなもんなのかもなぁと思ったりしました。
この作品でのポイントは、普通じゃない状況でも平然としている柿崎さんの「狂気」
そこなんじゃないかなぁ、なんて個人的には思いました。


ストーリーとしては、どこか余韻を残す。
ちょっといきなりかな、って終わり方なんですが、それがこの「作品」って感じがしました。
プレイし終えた後に何かを考えさせられる、そんな感じ。
この不思議な感覚って言うのは、是非プレイして確かめてもらいたいな、と。

CGというか、絵は線画なんですが、そこがまた作品と上手く合っているな、と。
独特の緊張感といいますか、そういう演出もよかったと思います。
短い作品ながら、おまけでCGも鑑賞できたり。


気になった部分っていうのは、上で言ったようにいきなり終わるので、人によっては「あれ?」って思うかもしれないですね。
まだ続くかな、ってところで終わりますからね;


読んだ後に、自分なりの定義を探し出したりしてみると面白いかもしれません。
不思議な余韻を是非。

by shio120 | 2011-01-13 13:31 | ノベル | Comments(2)  

Commented by 東雲 at 2011-02-19 20:41 x
初めまして、「狂気の定義」作者の東雲です。
今回、何となく自分の作品名で適当にネットサーフィンしていたらこの記事を見つけたのでとても驚きました。
レビュー嬉しかったです。ありがとうございます!
この作品については私自身もかなり強引に終わらせた感があるな、と思いました。
しかし想定外に誰かに何かを感じさせられるものが作れたのだと知り、感極まる思いです。
サイトについては一昨日完成したばかりなので、興味が持てましたら一度遊びに来てください。
Commented by shio120 at 2011-02-20 00:35
東雲様、初めまして。
こちらこそ、コメントありがとうございます!
やはり作者様からコメント頂けるというのは、嬉しいですね~。
何と言うか、偉そうにレビューなんかしちゃってますが……;
物の見方と言うか、そう言ったものを考えさせられる作品で、そんな考え方もあったかと感心させられました。
サイトの方、訪問させて頂きました!
拍手の方にも似たような事を書きましたが、これからの活動も頑張ってください!
応援しております~。
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